補助金・助成金

補助金・助成金は融資と違って、返済の必要のない資金です。

補助金・助成金について

補助金・助成金は融資と違って、返済の必要のない資金です。補助金・助成金には大きく分けて2種類あります。

雇用関係の助成金は、新たに従業員を雇用、定年延長、従業員への研修や教育等を行った際に助成されます。一方、研究開発型の助成金は、あまり広く知られていないために、研究開発型の助成金を活用している企業は非常に少ないのではないでしょうか?研究開発型の助成金は、500~5,000万円が中心で、雇用関係の助成金と比べて高額となっています。

分野 雇用型助成金
(厚生労働省が中心)
研究開発型補助金
(経済産業省や他の省庁・外郭団体
助成対象 新規雇用や定年延長など 開発費、外注加工費、市場調査費、コンサルティング費、販促費等の費用
交付額 数万~500万程度 100万~1億円超
採択の倍率 提示された条件を満たせば全てOK 数倍~20倍
募集期間 常時受付している それぞれ異なる(1~6月に多い)開始から締切まで3週間前後
内 容 主に従業員の採用や社員教育の際に交付 技術改良、新製品の販路開拓、ニッチビジネス開拓等

1)雇用型助成金 ~条件を満たせば全企業が受給が可能です~

雇用型助成金について

従業員の採用や社員教育を行う、或いは休業補償をする場合などに交付されます。主に厚生労働省
決められた条件を満たせば多くの中小企業で受給でき,、最近は1,000万円級の補助金や、育児休暇制度等の就業規則を制定すれば数十万円が助成されるものも出てきました。

助成金制度の例

人材開発支援助成金

(厚生労働省)

人材開発支援助成金とは、労働者に職業訓練開発を実施した際の、その経費や賃金の一部を支援してくれる制度です。
平成28年度まではキャリア形成促進助成金という名称でしたが、平成29年4月より人材開発支援助成金へと変更しました。もともとのキャリア形成促進助成金に比べ、職業訓練によって労働生産性が高まれば、追加で助成金を支払うなど優遇制度が増えたことが特徴です。人材開発支援助成金には以下4つのコースがあるので、ご自身に最適なものをお選びください。

  1. 特定訓練コース
  2. 一般訓練コース
  3. キャリア形成支援制度導入コース
  4. 職業能力検定制度導入コース

人材開発を行うことで助成金を受け取れるばかりか、長期的な視野に立てば業績の向上などにもつながります。中小企業にとっては、資金的に人材開発が困難なことも少なくありません。従業員を育て、同時に助成金まで受け取れるため、人材開発支援助成金を有効に活用しましょう。